ISBN:4596511063 新書 杉本 ユミ ハーレクイン 2005/11 ¥641
今回のHQ新刊はとりあえず3冊購入。
一番に読んだのがこれだが・・・あっはっは。
よく鬼畜ヒーローに対して「謝り足りない」というが、このヒロインはかつてヒーローを破滅に追いやっておきながら「謝ってない」んですから、こっちのが上手か?(笑)
お涙路線の本は数あれど、この話は「キャラクター(特にヒロイン)の設定破綻」がマイナス面になってしまったかな・・・。
綿々とこの本のどこが変なのかという話で今日はお友達と盛り上がりましたが、ここにつきたかも(^^;
未読の方、ここから先は読むのは差し控え下さい(笑)。
読んだ方は、、、「ここ」ってどう思いました?(笑)
------------------------------------------------------
彼女の書いた記事の誤りから、彼の会社を破滅においやったんですよね?(署名記事に関する云々は記念号から続く因縁?汗)
彼個人の社会的地位だけでなく、彼の会社もですよね?
その誤った記事のせいで会社の株が一夜にして暴落したんですよね?
・・・三年後、このヒロインが臆面無くその破滅させられて復活した会社に見学にくるという場面を読んで唖然としました。
作品中、彼女はヒーローの事は何度も考えますが、その当時、その会社で働いていた労働者達の事を一度も考えていません
確かに、彼女の母親は病身でその母の治療費欲しさに、その暴露記事を書いたとあります。
しかし、彼女のその記事のせいで会社が破滅し、一夜にして失業者になったであろう、あの会社の労働者達の事は彼女にとって考える価値さえない存在だったのでしょうか?
治療費と、父の残した借金清算の為にベンツに乗っていたのがポンコツ車になった、タウンハウス住まいがワンルームになっただ、と己の身の上を嘆くのに忙しく、このヒロインは自分がやってしまった事の重大さを全く気付いていません。
当時19歳だろうが、現在は成人した身。
三年もありゃー、充分己のやらかした事に気付いて当たり前なのに、その素振りもありません。
工場見学の描写が語るように、この会社で働いている人たちが、高給取りなエグゼクティブでもない、地道な現場の単純仕事を重ねて賃金を得ているごく普通の一般市民だという事が分かります。
そんな多くの人たちが、予想もせずにいきなり一夜にして失業者になったら?彼らの生活は?
彼女は、半年前の洪水現場を取材した際、その現場の悲惨さ、犠牲になった子供達を見てしまい、それから不眠症になるぐらい心を痛めます。
ここを読んでええっ?!となるのをとめられません。
天災の犠牲者には、哀悼の意を示す彼女ですが、己が原因となった人災の犠牲者の存在は無視ですか?
・・・どう見ても人災じゃん、あの会社の破滅(~_~;
まずヒーローに謝って、それから母親の看病をしながら、蔑まれながらも破滅した会社が立ち直るのに協力出来るぐらいの、逆境に強い、芯の強い女性として、作者ダイアナは描きたかったように見受けようとしましたが、、、そういうところはなく、ただ口だけが達者な上滑りさをこのヒロインに感じました。
その快活さが行動に伴ってなくて、あれじゃ他人から「口だけ達者」と言われても仕方ないって気もするんですよ・・・。
だって、マイアミ行きも病身の母親を建前に、現実から逃げたととられても仕方ないのでは?とか少し思った。
そこだけにしか仕事がないってわけじゃないんでしょ?
仕事が出来るからこそ、すぐにマイアミの方から仕事の引き合いがきたのだろうし。
ヒーローも、復讐だ償いだと言ってても、実際は高給な三食寝る場所付きの秘書としていとしい彼女を傍においておきたいようにしか見えなかったし。
まぁ、いじめるのはお約束としても(爆)
そういう意味では前回の記者ヒロイン話よりは、ヒーローに関してはこっちのがよかった?(笑)
・・・他のお気に入りダイアナ本でも読んでリカバリしよっかな(^^ゞ
今回のHQ新刊はとりあえず3冊購入。
一番に読んだのがこれだが・・・あっはっは。
よく鬼畜ヒーローに対して「謝り足りない」というが、このヒロインはかつてヒーローを破滅に追いやっておきながら「謝ってない」んですから、こっちのが上手か?(笑)
お涙路線の本は数あれど、この話は「キャラクター(特にヒロイン)の設定破綻」がマイナス面になってしまったかな・・・。
綿々とこの本のどこが変なのかという話で今日はお友達と盛り上がりましたが、ここにつきたかも(^^;
未読の方、ここから先は読むのは差し控え下さい(笑)。
読んだ方は、、、「ここ」ってどう思いました?(笑)
------------------------------------------------------
彼女の書いた記事の誤りから、彼の会社を破滅においやったんですよね?(署名記事に関する云々は記念号から続く因縁?汗)
彼個人の社会的地位だけでなく、彼の会社もですよね?
その誤った記事のせいで会社の株が一夜にして暴落したんですよね?
・・・三年後、このヒロインが臆面無くその破滅させられて復活した会社に見学にくるという場面を読んで唖然としました。
作品中、彼女はヒーローの事は何度も考えますが、その当時、その会社で働いていた労働者達の事を一度も考えていません
確かに、彼女の母親は病身でその母の治療費欲しさに、その暴露記事を書いたとあります。
しかし、彼女のその記事のせいで会社が破滅し、一夜にして失業者になったであろう、あの会社の労働者達の事は彼女にとって考える価値さえない存在だったのでしょうか?
治療費と、父の残した借金清算の為にベンツに乗っていたのがポンコツ車になった、タウンハウス住まいがワンルームになっただ、と己の身の上を嘆くのに忙しく、このヒロインは自分がやってしまった事の重大さを全く気付いていません。
当時19歳だろうが、現在は成人した身。
三年もありゃー、充分己のやらかした事に気付いて当たり前なのに、その素振りもありません。
工場見学の描写が語るように、この会社で働いている人たちが、高給取りなエグゼクティブでもない、地道な現場の単純仕事を重ねて賃金を得ているごく普通の一般市民だという事が分かります。
そんな多くの人たちが、予想もせずにいきなり一夜にして失業者になったら?彼らの生活は?
彼女は、半年前の洪水現場を取材した際、その現場の悲惨さ、犠牲になった子供達を見てしまい、それから不眠症になるぐらい心を痛めます。
ここを読んでええっ?!となるのをとめられません。
天災の犠牲者には、哀悼の意を示す彼女ですが、己が原因となった人災の犠牲者の存在は無視ですか?
・・・どう見ても人災じゃん、あの会社の破滅(~_~;
まずヒーローに謝って、それから母親の看病をしながら、蔑まれながらも破滅した会社が立ち直るのに協力出来るぐらいの、逆境に強い、芯の強い女性として、作者ダイアナは描きたかったように見受けようとしましたが、、、そういうところはなく、ただ口だけが達者な上滑りさをこのヒロインに感じました。
その快活さが行動に伴ってなくて、あれじゃ他人から「口だけ達者」と言われても仕方ないって気もするんですよ・・・。
だって、マイアミ行きも病身の母親を建前に、現実から逃げたととられても仕方ないのでは?とか少し思った。
そこだけにしか仕事がないってわけじゃないんでしょ?
仕事が出来るからこそ、すぐにマイアミの方から仕事の引き合いがきたのだろうし。
ヒーローも、復讐だ償いだと言ってても、実際は高給な三食寝る場所付きの秘書としていとしい彼女を傍においておきたいようにしか見えなかったし。
まぁ、いじめるのはお約束としても(爆)
そういう意味では前回の記者ヒロイン話よりは、ヒーローに関してはこっちのがよかった?(笑)
・・・他のお気に入りダイアナ本でも読んでリカバリしよっかな(^^ゞ
コメント